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「雪ちゃん どうしました?」
起き上がって雪夜を抱きしめて 背中をぽふぽふと叩いて落ち着かせる
「…僕…ひろ先輩と…したいの…」
泣いて赤い目をしたウサギちゃんにそんな事を言われたら
僕はもう優しい狼になるしかない
「わかりました…雪ちゃん…準備しないといけないので
先にお風呂に入っててくださいね 後から行きますから」
雪夜を風呂にやってから
以前買っておいたローションを取り出しベッドの横に置く
本当は準備なんて特にない ただ気持ちを落ち着けたかっただけで…
雪夜にあんな事まで言わせてしまった
僕の方が年上でリードしないといけないのに
雪夜の事となるとヘタレになってしまうのは
何故なんだろう
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