そのに

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「ぎあーーーーーーーーーー」 「んじゃごくろーさん」 3度の軽音がしてやんきーなにーちゃんの1号と2号と4号は地面と仲良くなった。 がしがしと頭をかく。 「……危ねーな。物騒…、やだやだ。だから都会は嫌いなんだ」 「御主人様ぁぁー」 「うおっ」 梅のタックルに倉竹は尻もち、というかほぼ押し倒されて胸に頭を押し付けられた。ぐりぐり。 「御主人様、御主人様、御主人様!」 「あー悪かった、悪かったって梅、目立ってる目立ってる」 おそらくやんきーなにーちゃん達と喧嘩するより目立っている。 道征く人の好奇な視線がかなり痛かった。
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