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「へえー……。えー、ひとまず一つだけツッコませてね」
「?」
「なんなのこのシリアス展開ッ!!!!!」
シリアス展開っ……てんかいっ……かい……っ…っ
「御主人様、エコー出てます」
「っしゃ」
「?…??」
「いや、ごめん。この作品のノリにあるまじき説明文の多さに作者が焦って」
「御主人様、言っちゃダメです」
「おけ。――――にしても本気だな…その相手は。何事もなく日常が送れてたなら御両親の隠蔽技術は相当なもののはずなのに、お雪ちゃんを探し出すなんて。まあ、本気になれば別だけど、うん。仕方ないかもね」
ふんふん、と一人納得する倉竹。喋ることで整理しようとしているようだ。続いて何やらぶつぶつと呟いている。
と、梅がお雪の顔を覗き込んだ。
「!!?」
ぎょっとするお雪。
にふーん、と笑む梅。
「わたし、梅です。梅干しの梅。好きなものは御主人様で、喧嘩はちょっと得意です。最近ボケに自信がありません。「イヤイヤイヤ、十分だろ」本当ですか!わーい!あ、走るのもちょっと得意です。竹馬で走ると遅いです!」
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