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「わたしは」
「そこに居たか"つむじ風"!!もう逃がさんぞ!!」
「!!!」
反射的に、声のした方へ構える男。
「…………あーっと。……何、あれ?」
あっさりと構えをといて発声源を少女に示す男。少女は鋭い声で答えた。
「"くるーえる=でぃれいんじ"!わたしを追い掛けてるひと達です!」
「あーあれが。へえー……」
ねこ耳つけてる変態なオヤジ共にしか見えないんですけど!!!!!
と心の中で叫んだ。
ねこ耳つけてる変態なオヤジ共、略してねこ耳オヤジ隊、略して変態、カモフラで変隊は何事かわめいていたが男は無視し(ていうかあんま直視したくない)、少女にささやく。
「強いの?あの人達」
「弱いです」
「弱いんだ…」
「はい。下っ端ですから」
「しかも下っ端なんだ…」
「ねこの毛が人工毛ですから」
「下っ端は人工毛なんだ…」
何ていうか、……変隊だな。
「なにをこそこそと!!この犬っころがァァ!!」
「嘘、撃つ気!?」
とかいう男のリアクションは変隊の行動を止めるには至らなかった。
つまり変隊は大砲をぶっ放した。
「―――――ちょっ―――!」
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