序章

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「それにしても荊ちゃんとハザードも飽きないね~ もう3日だっけ?本当暇人だよね~」 朔埜は宙に浮いたまま二人を見下ろしながら笑う 「貴様は参加しないのか?」 「ボクが?あははは~無意味~無意味! あの二人は遊んでるだけだしね~」 「遊び?あれがか? 何千という魔族や生物が死滅するほどの遊びとは性質が悪いな」 朔埜の言葉にアルベールはため息を漏らす 「生き残ってあの場に居るのは全員一騎当千の魔族ばかりだしね~ 破壊王に絶鬼…他にも歴史に名を残すほどの魔物もいる」 「それでも…あの場にいる鬼姫と死霊王は段違いというわけか」 朔埜は荊とハザードの後ろに控える魔族たちを眺めながらつぶやく その言葉にアルベールはその中心にいる荊とハザードを見据えていた 「でもそろそろ睨み合いも飽きた見たいかな?」 朔埜の口角がわずかに上がった 陽気な笑顔から邪悪な笑顔に変わった それをアルベールは見逃さなかった 次の瞬間 話題の中心の二人が動いた
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