お話その一

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素敵だと思うよ? 十分に幸せだ。連れの……あぁ、ロインの事だけど、アイツがいるってのが一番の大きなポイントだな。 頼みごとを引き受けりゃ自然とアイツの居場所なんて耳に入ってくるし、その話が出てこないって事はたぶん家にいるかギルドにいるかお気に入りの場所で浸ってるか。 ま、場所が掴みやすいってところが最大の長所だな。わかりやすい。 こっちが誘わなくてもアイツから誘ってくる事もあれば、逆に居場所なんて決まってるから俺の方も探しやすい。 飲みに誘えば、断る理由さえなければ付き合ってくれる。仕事中でもアイツの場合飲みに来ることもまちまちだがよ。 ずっと一緒に居てて話が尽きないか、だって? まー……話が尽きる事もある……けどさ、それがどうした? 無言がきまずい? よしてくれよ。付き合いたてのカップルじゃあるまいし。話す事がなけりゃネタを探しにいくってのも手だな。 基本的にゃバカみたいな事をアイツとやって、あーだこーだと爆笑して終わるってのがだいたいの流れ。 あ、そーだ。この間は虫歯で悩む悲しい友人がいてな。医者にかかるのは怖いからっつって俺に相談しにきたっけ。 で、痛み止めの魔法かけてひっこぬいてやれば簡単なんだけど、どーにも面白くない。そんな簡単に医者の仕事を奪っていいものかと。俺は頭を悩ませたわけよ。 ってなわけで急遽遊び半分でロインとそいつと一緒に城に侵入しました。すげえだろ!
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