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「一体…どうなってるの……?
それに玄野クンも……」
生垣から様子を伺っていた岸本が玄野の後ろへと足を進め
そう声をかける。
「わからない……
なんか、このスーツから力がみなぎってきて
咄嗟に蹴りを入れたら…こうなった……」
おかしい……
どうして転送が始まらないんだ…?
「この大男も、どう見たって特殊メイクなんかじゃないし…
こんなのTVの企画な訳がないと思う…」
「あたし怖い……
怖いよ……」
まさか、子供の方のネギ星人がまだ生き残ってるって事なのか?
俺の記憶だと、スーツを着ていない奴らにすら追いかけ回されていたはずだが…
取り敢えず、加藤達の所に向かってみるか……
「もしかしたら他にも奴らみたいなのが居て
また襲ってくるかもしれない……
こういう時は加藤達と合流して大勢で行動した方がいいと思う」
玄野は怯える岸本の手をとり
「大丈夫
さっきので大分走ってきたし
多分、最初の場所の辺りまで戻ってきてると思うから
きっとすぐに合流できるよ」
優しく微笑みかけながら歩き出した。
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