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オイオイ…
こんなのは完全に予定外だぞ!?
「玄野クンは一人暮らしなんだ?」
玄野は岸本の問いに答えながら足を進める。
彼女はさっきからプライベートに関する質問を多くしてくるのだ。
自己紹介を終えたと同時にはじまったその内容は
好きな食べ物といった当たり障りのないものから
住んでいる場所、付き合っている人はいるのかといったものまで様々だった。
「あんまり家族と仲良くないからね…
一人暮らしのが気楽でさ」
「あっ…
ごめんなさい、あたし……」
「気にしなくていいって
俺自身なんとも思ってないからさ」
表面上は自然に振る舞っているが
内心は完全なパニック状態である。
なぜ岸本はこんなにも俺になついてるんだ?
前回はなつかれるどころか嫌悪感すら覚えられていたはず…
確かに今回はバカな事はしていないが…
俺のとった行動がこの世界の流れを変え
そして彼女を変えちまったということなのか?
いや、それよりも重要なのは
このままだとネギ星人を探す事ができないということだ…
前と違って加藤はスーツを着ている…
だが、あの時に生き残ったのは奇跡と言っていい…
例えスーツを着ていようとも同じように生き残れるとは限らないはず…
不味い……
経験者の 西 があてにならない以上
どうにかして加藤を助けねーと……
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