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「じゃあ、明日からは他の先生方と同じに働いてもらうからね、今日は早く帰って明日からに備えてゆっくり休んでね
あ、くれぐれも彼氏と、その……無駄に体力を使う様な事はしないでね」
そう言うと校長先生は何故か頬を少し赤くしてモジモジしている
無駄に体力を使う様な事……?
あ!わかった……アレか!
「フフッ、今日は平日ですからやらないですよ~、いつもやるときは週末ですからね、何も予定のない週末なんて朝からやってる時もありますよ~!
私も彼もアレ好きなんですよ、ストレス発散にはもってこいですよね!」
(あれ?でも何で私達の趣味がアレだって知ってるんだろう?)
不思議に思って二人を見ると、校長先生は真っ赤になって私をチラチラ見ているし、日向先生に至っては片手で口を覆い、私と目が合うと思いっきり180度そっぽを向いてしまった
(え……何で?な、何?この雰囲気は……
私、変な事言ってないよね……?)
「あの…………」
何も話さなくなった二人に遠慮がちに声をかけると
「うんうん、神崎先生わかった、もうわかったからそれ以上言わないで~
……もう僕、今晩想像して……あ、痛っ!」
何故かバシッと日向先生に腕を叩かれる校長先生
「あの…………」
「いや、もう神崎先生今日はこれで帰っていいですから
明日から宜しくお願いします」
日向先生にキッパリ言われて何も言えなくなってしまった
(早く帰れって事……?)
横目でチラリと校長先生を見ると、まだ赤い顔をしたままでじーっと私を見つめていた
私と目が合うと更に頬を赤らめて、
「うん、神崎先生また明日ね、お疲れ様でした」
そう言って右手をあげてヒラヒラと振った
「……あ、はい……じゃあ帰ります」
二人に挨拶をしてなんとなく腑に落ちないまま校長室を後にした
「一体何だったの……?二人して最後の方変だったよね?もーよくわからない!」
廊下に出てから一人ブツブツ言いながら職員室に戻り、帰り支度をして学校を後にし私の再就職初日は終わった……
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