8人が本棚に入れています
本棚に追加
んで、なんで俺はホテルに居るわけ?
わかんねぇ。全然思い出せねぇ!
ヤバい。ヤバいぞREO。いくらなんでも女子高生はヤバい。いくら年が近くても、付き合ってもない未成年はまずいぞREO。
レオは、ままから貰ったバイト代、壱万を静かに置いて立ち去ろうとした。
「ねぇ、シャワーきなよ。気持ちいいよ。」
「あ、あぁ。タバコ吸ったら行くよ。」
ふざけんじゃねぇぞコラ!こんな事バレたら大変じゃねぇか。
レオはこっそりドアを開け閉めした。
バレずに脱出成功!急いで友人に電話した。
「おぉアジャリか。ちょっと迎えにきてくれ。ワケを話せ?あとでじっくり話すからとにかく迎え頼む!金もねぇしここがどこだかわかったらまた連絡…」
【待って!】
さっきの女子高生が、バスタオルを巻いたまま出てきた。
おいおい!ふざけんな!
「あ!アジャリ!今のなし!またかけ直す!」
レオは女子高生を抱えて部屋へ戻った。
「ごめんなさい。ワガママ言って。」
「いや、いいよ。俺も、なんつうか、責任感じてるし。」
『…。』
なんだよ。なんで黙ってんだよ。
てか、なんで俺、記憶ねぇんだよ。
本当に野獣に帰化しちまったのか?
コノヤロー。
2人は黙ったままベットに座ってた。レオは何気なくゴミ箱を覗いた。しかし、ゴミ箱には何もない。
やべぇ。やべぇぞREO!ゴムねぇじゃねぇかコノヤロー!
金なんかねぇぞコノヤロー。
まさか、新手の美人局かコノヤロー!
レオは立ち上がった!
「誰だコノヤロー!俺をはめようとは命知らずだなコノヤロー!てめぇで出てきやがれクソッタレ!」
「レ、レオさん!どうしたんですか?落ち着いて下さい!レオさん!」
彼女はレオの手を握った!
か…可愛いじゃねぇかコノヤロー…。
最初のコメントを投稿しよう!