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「おい、ままよ。」
「なんすかレオさん。」
「あれから万引き女子来たか?」
「いえ、あれ以来一度たりとも来てないっす。」
真鍋文房具店、2人は話していた。
外はあいにくの雨。
ままは、ペンの整理を、レオは華恋のお絵かきの手伝い。
「なぁ、驚くなよ。」
「なんですか?」
「俺さ、やっちまった。」
「人殺しですか?早く自首したほうが得ですよ。少しは刑が軽く…」
レオはペンをままに投げた。
「ちげぇよバカヤロー!セックスだよ!セックス!」
するとレオは誰かに頭を叩かれた。
「てめぇ人の娘の前で何言ってんだコノヤロー!」
ままの嫁、ドヤンキーの百合子だ。
「いってぇな!てめぇ、俺の頭が悪くなったらどうすんだコラ!」
「もうこれ以上ないくらいわりぃーだろうがコノヤロー!」
「ガオー、お絵かき!」
百合子は華恋を抱えて奥へ消える。
「あ、ガオー!誘拐されるー!」
『…。』
「あのガキはどこで覚えるんだ?誘拐なんて言葉を。」
「意味はわかってないみたいですけどね。」
ままは、笑った。
「で、セックスしたって?そんなのレオさんいつもじゃないっすか。もしかしてできちゃったとか?」
「そんな事じゃねぇんだよ。そりゃ、出来ちまったら俺も責任とるよ。そうゆう問題じゃねぇんだ。」
「どうゆう事ですか?」
「万引き女子高生…。」
「いや、だから、万引き女子高生はあれ以来…え!?嘘でしょ!?」
「声でけぇよバカ!」
レオはままの頭を叩いた。
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