第2回 1/3

Q:執筆にかけた期間は？

ちなみに、スマホ小説大賞の150枚ですが、どれくらいの期間で書いてます？

生徒1：2ヶ月くらいです。

生徒2：3ヶ月くらいです。

生徒3：1ヶ月です。

石田：やっぱ大体は3ヶ月くらいかかるよね、この枚数だから。

ちなみに、スマホ小説大賞って皆スマホで打ってたりするんですか？
スマホで打ってる人？
……まだパソコンの方が多いんだね。
手書きの人います？……さすがにいないよね。

でも今回、色んな賞の選考委員をやって、読んで、特に一番変化があったなって思ったのは、山本周五郎賞ですね。
プロ作家の5本を読んで、それにまあ賞をあげるんですけど、今回賞を獲ったのは、米澤 穂信（よねざわ ほのぶ）さんの『“満願』”です。

皆さんも淡々と書いているし、「自分は普通だから」、って思うかもしれないけど、いつか、うまくいくとこういう日（受賞）が来るので、諦めずに書いていくしかないのかな。

ただ、わかんないんだよね。何がくるかもそうだし、どういう小説がうけるのか、読んでもらえるのかっていうのが。

だからただ、小説に関して言えば、皆さんの場合強制されてるわけじゃないじゃない、全く。
それでも、そうやって向かい続けているものが自分の中にあるっていうのが、それが僕は大事だなっていう風に思います。

そういうものを1個持っている人生の方が、1本芯が通るし、素晴らしいと思うんだよね。