【短編の終わり方】

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石田:ただ、短編の場合は短いだけに、ある種こう、いい余韻が残るといいかもしれないですね。 この話まだまだ続くんだけど、でもここで終わっていて、その終わり方自体がある種、広がりをもって終わる、みたいに。 どちらかというと、短編には、長編くらいの感じでギュッとあれこれ押し込んでしまって、終わりに広がりを持たせて、なんだかうんと大きいものを読んでいるような感じにさせるっていうのがいいですね。 長編ならすごくタイトに作り込んで、あ、なんかすごくいい短編を読んだっていう切れ味で読ませるっていうのも、上手くなると出来るようになります。 あまり、これがこういう風な形で終わらないといけないっていう縛りは作らない方がいいかもね。
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