デート

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少ししたら注文したパスタが来たから、それを頬張った。 「おいひ」 「はは、『おいひ』ってなんだよ。……あ……」 綺羅のその声に顔を上げる。 「ん?」 「付いてる」 そう言ってあたしの唇の端を綺羅の親指が滑った。 そしてそれをペロリと舐めた。 ドッキーーーン!! な、なにっ! その仕草っ! 心臓がバクバクと暴れ出して。 い、息が苦しいっ! なんなの? 舐めたときのあの色気は。 ほんとに17才? 「あれ? 美耶の顔が赤い」 首を傾げながらそう言われたけれど、あんなことをするからじゃん! 心臓がバクバク動きすぎて凄くヤバいよ。
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