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「雄大来なくて良かった…」
昨日の朝のままだった。急いで脱ぎ捨てた洋服が散らばっていた。
亜季は美智に電話した。
「そっか、敦さんに会ったんだね。」
「うん。自分の気持ちが揺れてしまう…。未だに敦の事になると。
でも、雄大の事考えたらストップかけなきゃって」
「う~ん。いんじゃない?今のままで。」
意外な答えに驚いた。
「だって亜季、選べるの?」
「…今は何とも…」
「だったら現状維持じゃない?」
「それって…」
「そのうち、いいと思った方と続けたら?」
「…なるほど。」
めちゃくちゃだけどやけに説得力があった。
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