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「ねぇ、桜川さん。
下の名前も教えてよ~。」
「えっ。ちょっとそれは…。」
客の男が亜季を口説いていた。
「君に会いに毎日来てるんだよ~。
僕の気持ち分かってるでしょ~。」
「あのぅ…。」
「そうだ!
今日終わったらご飯食べに行こう!ここより美味しい店知ってるから!」
男は亜季の手を握った。
「すいません。
私、彼氏がいるのでご一緒できません。」
「そんなのいいじゃん!内緒!内緒!」
亜季の笑顔がひきつっていた。
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