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私は動揺し、思わず彼女の顔をじっくりと見つめた。
彼女と以前どこかで会っていたのか?
だけど、そんな記憶は一切なくて・・・。
この町での思い出の中に登場する女の子は、希依ちゃんを始めとする近所のおままごと仲間だけ。
そしてこんな綺麗な女の子は、私の記憶の中に該当者がいなくて・・・。
彼女はそんな私の不安を他所に話を続ける。
「俊哉の家の斜め向かいに、おじいちゃんの家があった子。
そうだよね?」
「うん・・・。
でも、何でその事を知ってるの?」
私は彼女と面識がないはずなのに・・・。
彼女はどうして私の事を知ってるのだろうか。
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