さよならハツコイ。また明日(2013)

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純文学って、多分、人生について思い悩む多感な時に読んだほうがいいですね。 感受性も豊かだし、素直に物事を受け止めるっていうか… 年取ると、肝っ玉が太くなって『人生どうにかなる』って開き直ってくるからダメだ(笑) さて、脱線ばかりしてしまいましたが、作品の内容について。 実は、最後のオチ…透子の3行のラブレターは執筆途中に思いつきました。 だから、最初はあくまでも、白い手紙=秘密ってだけで、ラストまで考えてました。 でも、『ハツコイ~』でミステリ要素をちょっぴり入れたので、この作品にもそんなスパイスを効かせたくて。 3行のラブレター…ほんのちょっと言葉を変えるだけで、意味合いが変わってくるから日本語って面白いですよね。 んでもって、シンの返事の10文字は結構悩みました。3行の返事だから、簡潔に一言にしたくて。 それも本が絡んだ話だったから、口から発する言葉ではなくて、文字には文字で返事というのにこだわりました。 シンの気持ちがストレートに伝わるように、数パターン考えましたね。 で、採用したのが『オレのそばならいいよ』という10文字。 考えた時、全部ひらがなだから、ちょっと頭悪そうかなっとも思ったんですけど(笑)(だから、『オレ』だけカタカナにしました)
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