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高校の時…
付き合ってた男に捨てられた…
酷い奴だった。
そんな奴だって知ってたら、
好きになってない。
多分、私以外にも女が居た。
酷いことは上げればいろいろあるけれど…
一番、
もうだめだと思ったのは、
「コイツらにもヤらせてやれよ。
おまえ、
平気なんだろ?ヤるの。
スポーツしてる位の感じ?」
耳を疑った
酷すぎる
それも、
私を抱きながら。
そりゃ、
平気な顔したよ?
怖がってるって思われたくなかったから。
だけど、
そんな風に想ってたなんて…
部屋のドアの隙間から覗き見してた奴らの手を振り解いて…
逃げた。
掴み掛かる手を必死で引き剥がして。
「やめろ!」
あいつがそう言った。
酷いことを言い過ぎたって想ったのか…
「無理矢理はだめだ。
訴えられでもしたら、
進学が難しくなる。」
やっぱり…
自分たちのことしか考えてなかったんだ…
何日も、
何週間も、
落ち込んだ。
本当に好きだったのに。
初めて好きだって思えた人だったのに。
素敵なのは上辺だけ。
中身は…
お姉ちゃんをあんな目に遭わせた男、そのもの。
そうおもった。
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