満たされない心と身体

10/37
前へ
/37ページ
次へ
…一番傷つけちゃいけない人を傷付けようとしてるんだ私。 ううん…。 もう…傷付けてしまった。 「拓也…もちろんよ。明日は会議で朝早いけど…それでもいいなら」 「じゃあ、優菜の職場の近くに泊まろう。そしたらすぐに仕事行けるよな」 「…そうね。ありがとう」 拓也は本当によく気が利く。 昔っから…拓也はそうだった。 誰よりも一番に私を見てくれて誰よりも一番早く、私の元へ駆け付けてくれてた。 拓也はそんな人。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

311人が本棚に入れています
本棚に追加