第1話

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11コクピットの中  コクピット内。座席が前後に並んでいる。  狭いハッチを通り抜けて御堂が、続いて佐神が入ってくる。御堂が前の席の方へ。そして佐神も以前の習慣で前の席に乗り込もうとする。 御堂「ちょっと。なにやってんの。あんたは後ろよ」 佐神「あ、そうか」  佐神はごそごそと動き、御堂とすれ違う。 御堂「ちょ、どこ触ってんのよ、変態!」 佐神「な、違う! わざとじゃない!」 御堂「まったく……」  後部座席に収まった佐神。シートベルトを閉めながら、ふと前方座席の天井を見る。なんか無数の針が生えている。 佐神「あれは?」 御堂「気にしなくていい。あんたには関係ないから」  御堂は何か嫌そうな顔をしながらも言う。 12 出撃シーン(バンク?)  格納庫の中でミノムシのような物が横倒しにされてレールの上を運ばれていく。隣の格納庫へ、平べったい物を取り付けられる、飛行用の全翼機。 オペ子1「機巧、エレボスキャリアーと合体完了。接続箇所問題なし」  格納庫の上から降りてくる大型の板のような物。 に乗せられる。 オペ子2「耐ビーム型タワーシールド搭載。出撃準備完了」  格納庫の大扉が開く。そこから続く滑走路。 オペ子3「滑走路オールグリーン、行けます」 大佐「出撃!」 御堂『出撃』  滑走路を走って離陸。使い捨てのロケットブースターが投棄されて、エレボスキャリアーは空に舞い上がる。 13 敵  瓦礫の山が広がる廃墟の真ん中で、ビームマシンガンを連射している敵の機巧  何かを察知したかのように攻撃をやめ、空を見上げる。 第二話に続く
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