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【Aパート】
2 朝、登校シーン(家の違和感)(監視する目)
アパートの一室。誰もいない自宅で佐神は目を覚ます。トーストと野菜ジュースだけの軽い朝食を取って、制服に着替え、出て行く。
自転車で走る佐神。町にはどぎつい色の反戦ポスターが目立つ。電柱に設置された監視カメラ(佐神を見張るように動く)。
大通りに面した店舗の前を掃除している老婆の前を通り過ぎる佐神。特に珍しくもない風景。だが老婆は、佐神が去ってから少し経ったころ、ポケットからイヤホンマイクを引っ張り出し何かを報告している。
交差点。ビルに大画面テレビ。ニュース番組で敵の機巧と自衛隊が戦っている様子が映し出されている「機功研、活動休止か?」のテロップ
学校に到着した佐神、駐輪場とかゲタ箱とかのシーンが挟まる
3 学校の教室、朝のホームルーム前
朝の教室
久瀬「おはよう、機巧研」
変な挨拶と共に佐神の背中を叩く少年。久瀬リョウスケ。機巧に興味があって、佐神がそこでバイトしている事をどこからか聞きつけて、近づいてきたという。
久瀬「欧米の方は、ようやく戦線を立て直したって話だぜ……」
吉浦「この前まで壊滅しかかってたのに?」
久瀬「そりゃ、あれだろ。ユーロの機巧は大破して長期修理だったから仕方ない。あれが直れば宇宙人なんて蹴散らせるさ。そういや、機巧研のロボットもようやく再稼動できるって話だよな」
佐神「え? 再稼動……パイロットがようやく届いたって話じゃ?」
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