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吉浦「何言ってんだ? 前から日本にあっただろ? おまえが転校してくる少し前までは連戦連勝だったんだぞ」
佐神「あれ?」
久瀬「つーか、新しいパイロット来たのか? どんなやつだ? もう会ったか?」
佐神、御堂の事を話すべきか一瞬迷うが、首を振る。
佐神「俺はバイトって言っても事務とかだから。そっちの情報は回ってこないんだよ。機巧を生で見た事もないし」
都築「おはよー」
そこで、三人の間に入ってくる女子二人。一人は都築マイ、おてんばで格闘技とかに自信ありそうな感じ。その後ろに半分隠れるようにいるのが新妻サヨ、メガネをかけた小動物系。
都築「吉浦。英語の予習見せてよ」
吉浦「自分でやれよ」
都築「そんな事言わないでさぁ。私の古文、見せてあげるから」
吉浦「それも自分でやってある」
それでも英語のノートを机に広げる吉浦。都築と久瀬、慌ててノートを写し出す。
吉浦「なんで久瀬まで写してるんだよ」
久瀬「都築、これ終わったら古文も頼む」
新妻「久瀬君、今日どうするつもりだったの……」
久瀬「は? まじで?」
吉浦「おまえ以外は皆知ってるぞ」
チャイムが鳴る。
久瀬「うそぉ、全然終わってねぇよ!」
佐神「英語は三時間目だし、休み時間とか使えば……」
久瀬「古文は一時間目じゃん!」
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