第1章

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智兄を好きだと自覚したのはいつだったかな?いつも側にいるのが当たり前で、いつもその姿を目で追って、いつの間にか好きになっていた。 でも、智兄が大学2年生になって初めて自宅に彼女を連れて来た。13歳の子供の目にも、とても綺麗でスタイル抜群の人だとわかった。 二人が並ぶとまさに美男美女カップル。智兄も182㎝の長身で足もスラリと長くて、凄くイケメン。その甘いマスクにシャープな眼鏡をかけている。だから、眼鏡男子好きには堪らないといった雰囲気を持っている人で、二人はとてもお似合いだ。 あぁ、なにもしていないのに失恋か… だけど、彼女の存在が無くても、智兄にとって私は隣に住む7才も年下のただの幼なじみでしかないけど。 失恋って痛いな。
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