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―――『ピンポーン』
体にバスタオルを巻きリビングにいるとインターホンが鳴った。
白黒の液晶ディスプレイを覗き来客の姿を確認する。
キャップを被った男性が自宅のドアの前に立っている姿か映っていた。
見た目の格好から察するに、恐らく宅配便の業者だろうか?
「はい・・・、どちら様ですか?」
ディスプレイ横の受話器を取り、玄関扉の向こう側の人物に問い掛ける。
「北谷さん、お届け物です。
着払いのため、対面授受でお願いしたいのですが。」
「えっ・・・?
はい。わかりました・・・。」
着払いの荷物・・・?
一体何だろう?
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