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****************** 「あれ? トモちゃんのお店?」 ニュアンスが、やや違うけどな。 「行くぞ」 エンジンを切ると、 さっさと店内に向かう智樹。 ここは、 『Diamond SHIROKI』日本橋店である。 「いらっしゃいませ」 夏休みとはいえ、平日の夕方だ。 客が1組いるだけだった。 「あ……」 何故か智樹の顔を見て固まったのは、 いかにも美女というに相応しい、 華やかな女性だった。 慌てて付いて来たノンも、 綺麗な彼女を凝視している。 「失礼ですが……本社の方では?」 「えぇ、そうですが。  どこかでお会いしましたか?」 「いえ。こちらが一方的に、  お話を聞いていただけです」
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