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ーSide 趙雲
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「はあ……はあ………はあっ……………!」
荒々しく肩で息をしながら手に持った愛槍、龍牙を握りしめる。
激情に任せ飛び込んでからいったい何十人屠っのだろうか。既に槍を握る手の感覚は無く、思うように振るうのも難しくなってきた
「野郎共、あのアマぁ疲れてきてるぞ!さっさとやっちまえ!」
『おおっ!!』
「ちいっ…!」
頭らしき男の声でさらに勢いが激しくなる賊共に舌打ちをしながら
「はあっ!」
一人、また一人と貫く
「舐め………るっ………!?」
───な…に……?
さらに後ろから現れた男の胸を突き刺そうとした瞬間、何かに足を取られ転倒する
「今だぁぁぁぁっ!」
「っ………!」
目敏く飛びかかってきた賊の一人が私の両手を頭上で纏めて掴み、馬乗りに組伏せる
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