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「へへへ………ようやく捕まえたぞ、このクソアマぁっ!」
「くっ……殺せっ!」
不測の事態が起こったとはいえ、賊にこうも簡単に組伏せられた屈辱感に歯を食い縛りながら吐き捨てる
「バカが。そう簡単に殺しても面白くねぇだろうが!」
「………なんだと?」
「見れば見るほど…テメーは上玉だしなぁ。楽しませて貰おうじゃねぇか!」
そう言うや否や男の手が荒々しく動いた
力任せに身体が揺らされる……数拍遅れて、私は服を剥かれたのだと理解する
「だっははは!おい見ろよ、コイツ上着の下は丸出しだぜ!」
「はっはぁ!コイツはとんだアバズレだ」
「小娘のクセに一丁前に誘ってやがるのかよ!」
「なっ………!?」
下衆な笑い声と野次に頭が羞恥心で真っ白になる
先程の黒殿との戦いで胸元を切られたのをすっかり忘れていた…
「おいおい、つまり誘ってたって事かよ。
うわぁ、このアバズレめんどくせぇ…」
「ち、ちがっ………!」
「まあいい、なら俺達が満足行くまで楽しませてもらうとしようじゃねぇか!」
『おおっ!』
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