第1章

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それは一枚の切符。 そこには銀河鉄道と書かれていた。 僕は右手を前に突き出した。 「いらないよっ」 ジョバンニは消えていく体を僕から一歩離れた。 「誰でもいつか必ず必要になるものだ。持っててくれ。そして叶うならばカムパネルラを天国へと連れてきてくれ。お願いだ……」
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