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「あ、あの、と、隣に引っ越してきた、高城 洋平です!よろしくお願い……します…。」
どうしよう、緊張して、えっと、うまく話せない…
チラッと隣人の顔を盗み見る。
えっ?
彼は僕の顔をじっ…と凝視していた。
「あのぉ~…」
「はっ!!ご、ごめん!俺、田中大地!一応漫画描いてるんだ!よろしくな!」
ほ、いい人だった。
少し話してみると、大地くんと僕は同じ年だということがわかった。
「なぁ、洋平!この後暇か?」
「…荷物片付けてないけど…別にいつやっても同じだし、今日は何もしないで寝るつもりだったから暇だよ」
「そう、か!…ちょっと上がってかねー?俺洋平と気が合いそうだからさ!」
「もちろん!」
何ということでしょう…
こ、コミュ障の僕が、引越し初日に、お友達が…!!!!
感動しながら大地くんの後をのこのこと付いていった。
ーもちろん、洋平には、この先に何が待っているのか全く想像もつかなかった。
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