プロローグ

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田舎とかにありそうな電車を乗り継ぎしながら 段々と移り変わる風景を見つめる。 もともと、都会暮らしの俺にとってはとても新鮮でつまらない。 周りを見渡せば、山、山、山。 しかも、高層ビルなんてものはなく マンションというか、アパートがほとんど。 あとは、一軒家だけだ。 川が流れ、草木が風で揺れ、静かに響く電車の音。 読書したり、ゲームしたりしながら、一時間。 「ここが、力心町か・・・古いな」 必要最低限の荷物を手に取り、駅へと降りる。 「力心」と書かれた看板の先に、ホームはあった。
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