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これは紛れもない、俺の本音。
思えば、彼女に対してこんなにもストレートに本音を曝け出したのは、この時が初めてだったのかも知れない。
もちろん俺は、言い終えた後に「やってしまった」と後悔して
「それに、胃袋を掴まれた男は弱い」
そう、笑って誤魔化すものの。
彼女はやはり動揺したのか、頬を真っ赤に染め上げて俯いてしまった。
……少々やり過ぎたらしい。
やはり彼女は純真が過ぎていて、困る。
そもそも、こんなにも簡単に俺に染まってしまうのは危険だ。
何故なら、今彼女と一緒にいる俺は、あくまでも「白の仮面を被った俺」で
彼女は仮面を取った本当の俺を、少しも知らないのだから。
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