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『お母さんへ。
お母さんにも明美にも、私はたくさん迷惑をかけました。
親不孝な私のことを恨んでいるでしょう。
本当に、本当に、ごめんなさい。
そして私たちの罪はさらに重くなりました。
この子を産んでしまった。
だけどどうしても産みたかった。
この子は私と透さんが本当に愛し合っているという証明だから。
私達が許されることはありません。
許してほしいとも言いません。
本当は幸せになる資格もありません。
だけどどうかこの子にだけは、幸せになってほしい。
私たちの子ですから、たくさん苦労することでしょう。
どうか見守ってやってください。
この子が間違ったことをしたら、叱ってください。
この子が良いことをしたら、うんと褒めてあげてください。
私たちにできないことを、たくさんしてあげてください。
この子の名前は 優愛 です。
どうかこの子を
優しく、愛してください。』
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