【3】これが性悪な俺のやり方

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ふわりと舞い込んできた、光。 朧(おぼろ)げに揺れる気配。 微睡みから抜け出すように、ゆっくりと瞼を開ける。 あぁ、昨日俺はソファで横になって、そのまま寝てしまったのか……と 真白の天井と、固まった全身の筋肉が思い出させてくれた。 ……ところで、彼女は。 覚醒を待つより先に、記憶が身体を動かした。 上体を起こし、リビングの入口へと視線を送る。 彼女はーー
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