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「それにさ、女の子なんだから最悪お嫁さんになっちゃえばいいんだよー！」
良い事を言ったかと思えば、この件(くだり)。
……嫌な予感しかしない。
「藍崎さんならお嫁に欲しいって人、絶対いると思うよー。ねー遠山くん？」
やはりそうきたか。
しかしここまできたら、もう隠す必要などあるまい。
「そうですね。ぜひ頂きたいものです」
「ええっ!?」
躊躇いの欠片もない俺の答えに、彼女は大慌てだ。
「お、お二人ともからかわないでください……！」
真っ赤な顔を手で覆う彼女の姿は……悪くない。
今回の教授のイタズラに限っては、彼女に免じてぎりぎり許す事にしよう。
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