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父親は建設会社の社長。
金は腐る程与えられてきた。
母親は俺が2歳の時に死んだ。
愛は与えられた記憶が無い。
人の心は金で買う、親父の背中を見て学んだ。
悪い事も、喧嘩も、沢山してきた。
生活に何かしらの波を立てていないと、自我を失いそうだった。
17にも満たない俺がこんな事を言ったら、一様にバッシングを受けるのだろうけれど
心底、人生に飽きていた。
俺を取り巻くのは、絶望に近い闇、亡失、無。
こんなツマラナイ人生なら、いつ終わっても構わないと、本気で思っている。
何でもいいから、俺を埋めてくれるモノはないかと、暗中模索してきた。
一向に、見つかる気配はない。
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