第1章

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーガラッ 『副長。連れて来ました。』 大広間のような部屋のふすまを 斎藤と呼ばれる男が開けた。 『おぉ、来たか!』 聞き覚えのない声が響いた。 斎藤と呼ばれる男に続いて 私も広間へと足を踏み入れる。 『…っ。』 中には男が7人。 『まあ座りたまえ。』 上座に座っている男が 優しい表情を浮かべてそう言った。 その左隣りには 副長と呼ばれた男が座っていた。 『さっさと座らねえか。』 その漆黒の髪の男に言われ 『…は、はい。』 私はその場に腰を下ろす。 .
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