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「春色うさぎさん?どうしたの?大丈夫?」
野の花うさぎさんは心配そうに春色うさぎさんの顔をのぞきます。
「……キライになっちゃったのかと思った」
「どうして?」
「野の花うさぎさんがいつもみたいにお話してくれなかったから、ぼくのことキライになっちゃったのかと思って…」
野の花うさぎさんはびっくりした顔をしました。
「…そうだったの?ごめんなさい。悲しい思いをさせてしまってごめんなさい…。このお花の冠を、あなたに作っていたんだけど完成したら春色うさぎさんにあげたかったの」
野の花うさぎさんの言葉を聞いて、春色うさぎさんの心はぽかぽかとあたたかくなりました。
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