第二章 町方同心

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これは少し調べてみる必要がありそうだ。 もしもまたバケモノの仕業だとしたら、役人たちが捕り物をしても、黒い霧が発生して役人がバケモノに変わるだけだ。 被害は拡大する一方だな。 そうなってくると、最終的には俺がこの刀で、そのバケモノを斬らねばならん。 これがバケモノの仕業かどうか、まずはそれを確かめる必要がある。 隣に座っている近江殿に 「この事件の詳しい情報をもう少し知りたい」 と、そう言った。 近江殿は嬉しそうな声で 「おお!何か思うところがあるのか!!ぜひ協力して欲しい!!」 と、立ち上がった。 俺はコクンと頷いた。
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