北海の氷壁

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ほぼ毎日、大学が終わるとベンスケを呼び出して適当な公園でボールを蹴っている。 それはまるで小学生が学校のあと、友達とサッカーして遊ぶように。 ベンスケとクライフターンの練習をしていると、こちらにやってくる巨人を発見! チームメイトの氷室ケータだ。 通称、ケータ。もしくは北海の氷壁。 彼もディフェンスである。 うちのチームはディフェンダーが多くてバランスが悪い。 センターバックに長身ケータと技巧派キムコー。 ベンスケは守備的ミッドフィルダーのボランチ。 だいたいこの辺のメンバーとボール蹴って遊んでいるので、おれもディフェンダーになったのだ。
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