北海の氷壁

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「いい感じでしょ。こんなところかな。」 ケータは根が真面目なのでふざけてしゃべりながらサッカーというタイプではない。 だから練習は効果的なのだが、ちょっと疲れる…。 「そしたら今のソラが次に大事なのはロングボールだね。」 「あ~出たよ。」 「苦手意識持つなって。」 「一回蹴れるようになったら、あとは勝手に蹴れるようになるから。」 「はい~。」 「一回覚えたらあと勝手に蹴れるようになるから。」 ベンスケ、それ今ケータが言ったから。 ロングボールを蹴るためみんな離れてトライアングル型になって距離をとる。 だいたい3~40メールくらいだろうか。
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