北海の氷壁

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「まぁ一朝一夕にはできるようにならないから、続けて練習することだね。」 「はい。ありがとーございます。」 長いマンツーマン指導を終えて、再び3人でボールを蹴る。 なんとなく蹴れてる気はするけど飛距離が出ない。 飛距離を出そうとすれば、ボールが浮かない。 あとは徐々に練習してうまくなっていくしかないか。 「あー疲れたわ。 教えながら休み休みやってたんだけどな。」 「熱血指導ありがとーございます。」 「ケーちんウイイレ買った?」 「うち最新版あるよ。来る?」 「おぉー!行く!」 確かベンスケと何回かやったことあるサッカーゲームだったな。 「キョウトはウイイレやって一流プレーを見ておくといいよ。」 いや、ケータ。 あくまでそれはゲームだぞ。 その後、おれはケータからイングランドやイタリアの伝統的な守備がどうこう聞かされながら、ゲームでボコボコにされた…。 本日の教訓 「ロングボールを蹴る時に大事なのは、軸足とボールの距離。そしてリラックス。」
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