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車内が怒気に満ちた負のエネルギーで覆われる中、キムコーからメールが来た。
「競技場のサブグランドに変更で。」
火に油を注いできたぞ!
ベンスケが電話をかけるもキムコーは出ない。
でも絶対に気付いてるはずだ!
仕方ないので、とりあえず競技場に向かうことに。
駐車場を探して手間取っていたため、競技場のサブグランドに到着するとすでにみんな集まって各々ボールを蹴っていた。
「あ!いたぞ!」
「キムコー!てめーー!」
どす黒い怒りのオーラをまとったおれたち。
黒い三連星に気付いたキムコーは逃げ出した。
「逃がすかッ!」
追いかけるは韋駄天カズ。
キムコーも足速いけど追い付けるか!?
競技場のコースに沿って全速力で走り去る二人。
コーナーを回ってメーンストリートを走り抜け、そのまま再びコーナーへ。
だいぶ距離が縮まって来たか…。
ん?一周してこっち向かってきたぞ。
「今だ!行くぞッ!」
「キムコー!てめーー!」
今さら走り出すおれとベンスケ。
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