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一度ベッドから起きてシャワーを浴び、
再びベッドでカラダを寄せ合う。
眠りに就く前
私はぼんやりと考えていた。
もしもここが渉さんとお母さんの思い出の場所であるなら…
私は以前に私が父との思い出の河原に渉さんと一緒に行った時のことを思い出していた。
あそこは今でも私にとってはヒミツの場所だ。
あれからも渉さん以外には教えていない。
渉さんは…特別な存在だから。
渉さんも…
私を特別だと思ってくれてるんだよね?
私は渉さんの胸に顔を摺り寄せるように埋(ウズ)めた。
「どうした?」
「何でもないです」
「言えよ」
「ただ…渉さんが好きなだけです…」
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