もう一つの証-2

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すると、祐子ちゃんは首を横に振った。 「ごめんなさい…」 そう言って顔を上げる。 「…もう…何を言われてもいいって…思ってたんだけど」 祐子ちゃんの表情に、席を移ろうと決めた時、 前のグループの一人が言う。 「わ、ちょっと…こっちに来るよ」 私が顔を上げると 渉さんと室長が トレイを持って私たちの方に… 近付いて来ていた。
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