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なんで、こんなことになってるんだろう。
ただ、あたしは伊達先生が好きでたまらなかっただけなのに。
ちりちり、じりじりと心が焼ける。
熱くて痛くて、自分の心ががどんな色やかたちをしていたか、もう判らない。
「そう思いたければ、思ってればいいよ! 先生にあたしの気持ちなんて、一生判んないんだから!」
今にも口唇が触れ合いそうな距離で、ぼろぼろと涙がこぼれてきて──叫ぶように言い放っていた。
同時に先生の手を両手で力いっぱい振り払い、ソファーから立ち上がって逃げ出す。
「飛鳥さん!」
「書類は、送ってください! 仕事の話は、なるべくメールでお願いします!!」
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