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『そういう飛鳥は、どうなの』
『は? なんであたしの話なの?』
まだ真冬まっただ中、って季節に菜月に問い詰められたことを思い出した。
菜月がようやく大人の女の仲間入りをしたってことが喜ばしかった。
幸せそうだったし。
ビールを飲み始めた昂揚感に任せて、真田とのことの感想を聞き出そうとしたことが、間違いだった。
『ハジメテを語り合うのが
女子の通過儀礼なんでしょ?
だったら飛鳥も話してよ!
あたし、飛鳥のその話知らない!』
勢いづいた菜月をどうかわそうかと困り始めた時、芹香が前のめりになって手を挙げた。
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