【Side 伊達:その名は毒殺】

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  いつも通りのデートなら、そのままどちらかの部屋に行って、恋人らしい時間を過ごしていたと思う。  だが、俺は食事を済ませてその場で彼女と別れた。  彼女の方は、俺の部屋に寄るつもりだったらしいが。 「今夜中に片付ける採点があるんだ」と言うと、仕方ないねとつまらなさそうにつぶやいた。  その顔で、まだちゃんと俺のことを好きでいてくれていることは、判ったが。  慣れれば慣れるほど、男と女というのは廃れていくものだろうか。  何の疑問も持たずに6年もここまで来たことが、不思議で仕方なかった。  確かに、彼女に対して甘く胸を疼かせていたことがある。  が、いつからそれがなくなったのだろう。  もう、思い出せない。 .
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