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冷めたとか、嫌いになったわけではないと思う。
だが、真綿で首を絞めるように、彼女と過ごす時間ずっと苦い毒が身体に回っていくのが判る。
彼女の正直なところが一番の魅力だと思っていたはずなのに、それがつらいと感じるだなんて、どうかしている。
思ったことをそのまま口にする彼女が、俺を信頼しきっているのは判っているのに。
ちゃんと相手を選んでそうしていることも。
それなのに。
俺の頭の中には、親友の心を案じ、黙って悪者にされかけていた女子高生の姿が焼き付いていた。
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