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「それでは、修行を始めましょう」
「まずは何をやるんだ?」
「始めは龍化をやりましょう」
……早速龍化かよ…と言うよりも何故に?
「龍化した状態ならもし敵が来てもある程度の攻撃が耐えられるからです」
…おい……今の事俺は口に出して無いぞ……!まさか
「はい。心の中ぐらい読めますよ」
さらっと言ったけど問題発言だぞ、おい!
「何で会話しないんですか?」
お前が心を読めるから。Are you OK?
「分かりました。心を読むのを止めますから会話してください」
「分かったよ。…で?龍化の仕方は?」
「簡単ですよ。心の中で【龍化】と強く念じればできますよ」
…物は試しか。【龍化】強く念じた、すると一瞬目の前が暗くなるがすぐさま元の風景が視界に入る…微妙に目線が下がった気がする。だが…
「なあ。本当に龍化したのか?」
そう姿が確認出来ないので心配なのだ。特に外見が…
「見ますか?」
「見れるのか?」
「はい」
そう言いながらフラは鏡を造り出した。そうだこいつ創造神だった。
そう思いながらも鏡を見る。
そこにあったのは体色は頭から尻尾まで真っ黒。頭に一対の角があり大きな翼小さめだが物が持ちやすいような前足?(腕)筋肉が発達している後ろ足尻尾は先にいくにつれて細い。
はっきりと言ってしまおう所々違うが7割程某人気狩りゲームの看板的モンスターでお馴染みの空の王者じゃん。
……この姿で夜襲しても目立たないかもな。
じゃなくて
「何で知っているんだよ!」
「面白いじゃないですか。好きなんですよあいつ」
「まあいいや。人に戻るときはどうすれば良いんだ?」
「それでしたら心の中で【人化】と念じれば良いですよ」
言われた通りにやってみる。そして鏡を見ると……
「はい?なにこれ?」
龍化したときにあった角があったのだ。ついでに尻尾も。
「姿は角と尻尾以外は変わらないんだな」
「はい。私そういうのをやるとその人の精神が崩壊するほどですから」
……やった事あるんだな。
えっ俺の姿が気になるってか。前世の姿は身長は170cm黒髪黒目、顔は中の上位だったけどあんまりモテなかったな俺。唯一妹がカッコいいって言ってくれたな。お世辞だと思うけど。そう言えば元気にしてるかな。
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